月の独立運動

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月は地球の唯一の衛星であり、地球から見ると太陽に次ぐ明るさだ。
月が地球の衛生になった経緯には、三つの説がある。
① 自転の遠心力で、地球の一部が飛び出して月になったとする説。
② 月と地球は同じ材料物質から、同時に作られたとする説。
③ 別の場所で創られた月と地球が偶然接近した際、月が地球の引力に捉えられたとする説。
但しどの説も未だ科学的には、立証されるには至っていない。

他の木星等の衛星と比較しても、月は衛星としては余りにも大き過ぎる。月の直径は地球の約1/4、質量は約1/81もある。
他の惑星では、最大でも母惑星の直径1/18、質量1/1000程度だ。
月は地球より独立し、太陽系惑星の一員に昇格したいと言い出した。
そうなると潮の満ち引きも無くなり、月見も出来ないし、何よりも日没後の地球上は真っ暗になってしまう。
急遽かぐや姫に対し、留まるよう説得の使節団を派遣する事になった。
SF
公開:21/08/01 06:23

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