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兄が帰らないので次郎は亀を助けて龍宮へ。
「兄さん! いったい今なん時だと思ってるんですか」
次郎は土産にたまごをもらう。
「そのなかにはおまえの未来が入っている。けっして割ったりせぬようにな」
乙姫が注意書を読み上げる。
地上に戻ったが兄はおらず、おじいさんが泣いていた。太郎を見なかったかときくと、わしがその太郎じゃあと泣く。おどろいて次郎はたまごを落としてしまう。ぼわんと立ち上る煙。なかからもうひとりおじいさんが出てくる。あなたはだれですか。
「わしか、わしは次郎だ。うちへ帰ってごらん、兄さんが待ってるよ」
そして煙のように、ふたりのおじいさんは消えてしまう。
「兄さん! いったい今なん時だと思ってるんですか」
次郎は土産にたまごをもらう。
「そのなかにはおまえの未来が入っている。けっして割ったりせぬようにな」
乙姫が注意書を読み上げる。
地上に戻ったが兄はおらず、おじいさんが泣いていた。太郎を見なかったかときくと、わしがその太郎じゃあと泣く。おどろいて次郎はたまごを落としてしまう。ぼわんと立ち上る煙。なかからもうひとりおじいさんが出てくる。あなたはだれですか。
「わしか、わしは次郎だ。うちへ帰ってごらん、兄さんが待ってるよ」
そして煙のように、ふたりのおじいさんは消えてしまう。
公開:21/07/31 18:22
サラリーマン。44歳です。
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