夢枕に立つ
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「こういうこと、もうやめてください」
目に涙を浮かべた彼はそう言って私に背を向け去っていくーー
昨日と同じ所で夢から覚めた。
まだ夜中だが今夜ももう眠れないだろう。
起き出した私は一晩で『夢枕』を組み上げた。夢を操作して都合の良い幻想を見るための下らない玩具だ。
夢枕を抱え家を出る。動作試験も兼ねて研究室で一寝しよう。寝不足が続いている。
ソファに横たわり微睡んでいると枕元に人の気配がする。
「サボりですか。これ、お土産です」
「山形君…もうここには来ないかと思ったよ。この前のこと、魚の…怒っていたから」
「夏休みで実家帰ってただけですよ。悪いと思ったなら変なもの作ってないで直接謝ってください!」
「あ、そうか。ごめん」
「怒ってませんよ。それじゃ、他の人にも挨拶があるので」
背を向けて去っていくーー
リアルな夢だったな。
ふと夢枕を確認すると電源が入っていない…
山形君で再試験だ。
目に涙を浮かべた彼はそう言って私に背を向け去っていくーー
昨日と同じ所で夢から覚めた。
まだ夜中だが今夜ももう眠れないだろう。
起き出した私は一晩で『夢枕』を組み上げた。夢を操作して都合の良い幻想を見るための下らない玩具だ。
夢枕を抱え家を出る。動作試験も兼ねて研究室で一寝しよう。寝不足が続いている。
ソファに横たわり微睡んでいると枕元に人の気配がする。
「サボりですか。これ、お土産です」
「山形君…もうここには来ないかと思ったよ。この前のこと、魚の…怒っていたから」
「夏休みで実家帰ってただけですよ。悪いと思ったなら変なもの作ってないで直接謝ってください!」
「あ、そうか。ごめん」
「怒ってませんよ。それじゃ、他の人にも挨拶があるので」
背を向けて去っていくーー
リアルな夢だったな。
ふと夢枕を確認すると電源が入っていない…
山形君で再試験だ。
SF
公開:21/07/29 02:24
更新:21/07/29 02:29
更新:21/07/29 02:29
耳タコ
秋田さん視点
『ショートショートでひらめく文章教室』を読んで書き始めました。
文章書けるようになりたいです!!
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