課題

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「じゃあね。」「うん、じゃあまた」
そうして別れた。

二人のつながりが切れる音がした。

途端に不安が押し寄せる。
ああ私はまた一人なのか。

寂しいという感情がわからなかった。
これが寂しいというものなら、なんて邪魔な感情なのだろう。

だから、認めたくなくて、私はまた履き違える。
きっとこれは、これから課題をこなすのが嫌なだけなんだ、と。
その他
公開:21/07/25 18:21

umina*

長い物語の中の短い独白。
思い付きで書いたもの。

ここでも書いてます
note
https://note.com/umina1043/
 

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