若葉

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世界は真っ暗だった。
光が差し込むことはなく。
歩けているのかさえも分からなかった。

だから、私は創造した。
酷く怖いこの世界から、少しでも良くなるよう。
密かな願望を潜めて、「こうあってほしい」と

一人だった。目を閉じて真っ暗な世界で。
誰もいない。私だけが楽しめればいいと思っていた。

けれど、相変わらず暗い世界で、
誰もいない世界で誰かに見つけてほしい、といつからか願っていた。
そして、創造した彼女たちが動き出し、光が差し…。


そして、目が覚めた。
楠の木のそばで、眠ってしまったらしい。

私は誰かを待っている。
否、待っていた。

ーーやっと、起こしてくれたんだね。待ってたよ。
その他
公開:21/07/24 23:20
更新:21/07/25 17:48

湖楠*

うみな と読みます。

思い付きで書いたものたち。
出来たら、昼の12時に投稿します。

タイトルは考えずに書いてるので特に意味はないはずです。
タイトル付けるのうまくなりたい。あと作品作りも。

Twitter(生きてないです)
https://twitter.com/m2_asx

ここでも書いてます(エッセイとか)
note
https://note.com/umina1043/
 

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