迷子
2
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私は相変わらず道の上を歩いていた。
この先も何てことは無い景色。
いつからだろう。もう憶えて居ないけれど。
貴方が隣に居る。
今はきっと独りで歩いてきた時より意味がある。
そして、道は多岐に分かれた。
一体、どうして。
途端、私は不安に襲われる。
これまで歩いてきた道を初めて行き止まった。
しかしーーー
しかし、貴方が手を引く。
「一緒に迷子になって、進んでいこう」
そう言って。
振り返ればまだずっとそこにいてくれる、これまでの道。
前を向けば、貴方と迷うこれからの道。
今、私達は道の上を迷っている。
けれど不安はない。
ひたすらに進んでいく、この先もずっと。
この先も何てことは無い景色。
いつからだろう。もう憶えて居ないけれど。
貴方が隣に居る。
今はきっと独りで歩いてきた時より意味がある。
そして、道は多岐に分かれた。
一体、どうして。
途端、私は不安に襲われる。
これまで歩いてきた道を初めて行き止まった。
しかしーーー
しかし、貴方が手を引く。
「一緒に迷子になって、進んでいこう」
そう言って。
振り返ればまだずっとそこにいてくれる、これまでの道。
前を向けば、貴方と迷うこれからの道。
今、私達は道の上を迷っている。
けれど不安はない。
ひたすらに進んでいく、この先もずっと。
その他
公開:21/07/23 11:45
長い物語の中の短い独白。
思い付きで書いたもの。
ここでも書いてます
note
https://note.com/umina1043/
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