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とある戦場で。
「おい新入り、こんな時に何してる」
「すみません!…はい、オッケーです!」
「アプリか。ったく、気は抜くなよ」
最近は、個人端末の戦場教育用アプリを通じて新兵の訓練をするようになった。
「次は、敵情視察クエストか。見つからないように注意、と」
「危ないから気を付けろよ」
言うや否や、死角から撃たれた弾丸が俺を撃ち抜いた。声で位置が知れたか。振り返りざま、数発の弾丸で敵兵を掃討すると、俺は倒れた。
「緊急クエスト!負傷者搬送だ!」
「お前ふざけるなよ」
「今イベント中で、搬送には経験値ボーナスが付くんですよ!」
喜ぶ新兵を数発の弾丸が貫いた。情けない声を上げて倒れる新兵を尻目に、俺は刺客に反撃する。
「応援を呼べ!」
「はい!」
新兵が端末を操作すると、目を輝かせた別の新兵達がワラワラと集まってきた。
「緊急クエスト!負傷者搬送だ!」
「おい新入り、こんな時に何してる」
「すみません!…はい、オッケーです!」
「アプリか。ったく、気は抜くなよ」
最近は、個人端末の戦場教育用アプリを通じて新兵の訓練をするようになった。
「次は、敵情視察クエストか。見つからないように注意、と」
「危ないから気を付けろよ」
言うや否や、死角から撃たれた弾丸が俺を撃ち抜いた。声で位置が知れたか。振り返りざま、数発の弾丸で敵兵を掃討すると、俺は倒れた。
「緊急クエスト!負傷者搬送だ!」
「お前ふざけるなよ」
「今イベント中で、搬送には経験値ボーナスが付くんですよ!」
喜ぶ新兵を数発の弾丸が貫いた。情けない声を上げて倒れる新兵を尻目に、俺は刺客に反撃する。
「応援を呼べ!」
「はい!」
新兵が端末を操作すると、目を輝かせた別の新兵達がワラワラと集まってきた。
「緊急クエスト!負傷者搬送だ!」
ファンタジー
公開:21/07/18 19:00
更新:21/07/18 01:18
更新:21/07/18 01:18
2021年7月、投稿開始。
小説を読むのが好きですが、書くのも楽しそうで始めてみました。
読んでいただければ幸いです。
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