赤ちゃんせんがん

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8月の猛暑の日、親友のみきと一緒に出かけたが、暑くて、滝のように汗が流れてどうにかなりそうだった。
「あっつい〜、シャワー浴びたいよ〜」
「じゃあうちくる?」
そう言って二人でみきの家に向かった。
「シャワー借りるね!」
お風呂場に入り、顔を洗おうと洗顔料を探すと見たことがないメーカーのものがあった。
「赤ちゃんせんがん?」
試しに使ってみるとまるで赤ちゃんの太陽のような香りがした。
洗い上がりもスベスベでまるで赤ちゃん肌だ。
「みき、あの洗顔すごいね!」
「知らなかったの?一つ余ってるからあげるよ」
それからみきからもらった洗顔を毎日使った。
肌ツヤが良くなっていき、肌がどんどん赤ちゃんみたいにすべすべになっていく。
嬉しくて、この顔を大好きな彼氏に見せたくなって会いに行った。
「ねえねえ見て!お肌綺麗になったでしょー!」
「・・・どうしたのずっとバブバブ言ってるけど・・・」
ファンタジー
公開:21/07/12 22:11
更新:24/08/30 18:46

空飛びペンギン( 関東 )

ご覧いただきありがとうございます。

俳優業の傍ら、趣味でショートショートを製作しています。
田丸先生の書籍を読んでから、楽しく作っております。
ご意見、ご感想いただけると嬉しいです。


名作文学の朗読Youtubeを行っています。
http://www.youtube.com/@akky_roudoku

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