織姫の約束

織姫が自分で織った布を天の川で洗っている時、ロケットが上流から勢いよく流れて来て、織姫の美しい布に引っかかりやっと止まりました。
中から助けられた地球人が出てきて、このロケットを受け止める事の出来る、こんな丈夫な布の織り方を教えて頂けないかと懇願しました。
その人は余りにも彦星に似たハンサムな青年であり、織姫は喜んでこの男に、布の織り方の極秘を教えました。
織姫は７月７日に私は、この川を渡って恋人に会いに行くのですが、流れがきつく中々渡れません。もし貴方の星の方々がご自分の願い事を短冊に書き、それを笹に吊るし祈るならば、そのパワーが大きな力となり私を向こう岸にきっと運んでくれるでしょう。
その御礼として私は、皆様の願い事が必ず叶うように責任を持って天帝に伝えます。
宇宙から地球に無事帰還したこの男は、織姫からの伝言を皆に広め、７月７日には地球の人々が願い事をして七夕祭を祝う事になりました。