イマドキ七夕ものがたり
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七夕。一年ぶりの再会。
「織姫!会いたかった…!」
「チョリース」
…チョリース?
「あ、あの」
「ん?」
「織姫…そんなだった?」
「は?」
「いや、もっとおしとやかだったような…」
「んなことねぇべ」
…ねぇべ?
「化粧も濃いし…」
「そりゃ彼ピに久々会うなら盛るっしょ」
…彼ピ?…しょ?
「おかしい…君、織姫じゃないだろ?織姫はそんな言葉遣いしない。もっと顔整ってるし…」
「あー、かったりー!」
…え?
「雇われたんだよ、織姫に!今頃アイツ、新しい彼ピとよろしくやってるよ」
なん…だと…?
織姫もどきの肩を掴む。
「おい!新しい彼ピって誰だ!」
「やめろ!離せ!」
もどきの抵抗に、腕がもげた。
絶叫の響き渡るヘッドホンを外す。
やれやれ。
ま、でも…似た者同士か。
「彦星、ごはーん」
「いま行く」
彼女の声に、コントローラーを置きモニターの電源を消した。
「織姫!会いたかった…!」
「チョリース」
…チョリース?
「あ、あの」
「ん?」
「織姫…そんなだった?」
「は?」
「いや、もっとおしとやかだったような…」
「んなことねぇべ」
…ねぇべ?
「化粧も濃いし…」
「そりゃ彼ピに久々会うなら盛るっしょ」
…彼ピ?…しょ?
「おかしい…君、織姫じゃないだろ?織姫はそんな言葉遣いしない。もっと顔整ってるし…」
「あー、かったりー!」
…え?
「雇われたんだよ、織姫に!今頃アイツ、新しい彼ピとよろしくやってるよ」
なん…だと…?
織姫もどきの肩を掴む。
「おい!新しい彼ピって誰だ!」
「やめろ!離せ!」
もどきの抵抗に、腕がもげた。
絶叫の響き渡るヘッドホンを外す。
やれやれ。
ま、でも…似た者同士か。
「彦星、ごはーん」
「いま行く」
彼女の声に、コントローラーを置きモニターの電源を消した。
その他
公開:21/07/05 19:15
七夕祭り
30代後半になりTwitterを開設し、ふとしたきっかけで54字の物語を書き始め、このたびこちらにもお邪魔させて頂きました。
長い話は不得手です。400字で他愛もない小噺を時々書いていければなぁと思っております。よろしくお願いします。
Twitterのほうでは54字の物語を毎日アップしております。もろもろのくだらない呟きとともに…。
https://twitter.com/makihide00
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