かんけつせんせい

北海道へ修学旅行に来た。
今日は登別市の源泉公園にいる。

先生「はーい注目。この間欠泉は…」

地理の先生がくどくど話を始めた。
学校以外で先生の話を聞きたい奴がどこにいるか、さっき観光案内の人が説明してくれたじゃないか。

俺たちがふざけて話していると。

先生「おい！そこ！何をしゃべってる！大体お前たちは…」

先生が話を始めると、とたんに目の前の間欠泉が煙とともに噴射した。

俺たち「すげー！」
先生「おい、こっちを向きなさいまだ話が…」

ちなみに、この間欠泉は3時間ごと、60分連続して噴射するらしい。

友人「あの先生、まだ怒ってるぞ」

俺「いっつも急に怒るよな。そして長い。」


しぶきが上がる光景を見ながら俺らは同じことを思った。

(間欠泉、この先生、シンクロしてないか？)

その日から先生のあだ名は「かんけつせんせい」

先生はまだ頭から湯気をだして噴射中だ。