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閑静な住宅街にある至って平凡な一軒家。
そろそろ夕食の時間なのだろうか、優しい魚の煮込みの香りが窓から溢れ出している。
その窓の隙間からだ。ぴらりと一枚のカードが音もなく入り込んだ。
「CATCH EYE 頂いたぞ」
白地に赤文字、そしてネコの肉球のシルエット。
住民は大慌て。一体、何が盗まれた?
ちょっとまてよ。CAT'S EYEじゃなくてCATCH EYE?
煮込みをよそったお皿を覗き、住民は気づいた。
魚の頭の、一番美味しい、目の部分だけが盗られていることに。
そして近くには、数本の猫の毛が落ちていただけだったという。
そろそろ夕食の時間なのだろうか、優しい魚の煮込みの香りが窓から溢れ出している。
その窓の隙間からだ。ぴらりと一枚のカードが音もなく入り込んだ。
「CATCH EYE 頂いたぞ」
白地に赤文字、そしてネコの肉球のシルエット。
住民は大慌て。一体、何が盗まれた?
ちょっとまてよ。CAT'S EYEじゃなくてCATCH EYE?
煮込みをよそったお皿を覗き、住民は気づいた。
魚の頭の、一番美味しい、目の部分だけが盗られていることに。
そして近くには、数本の猫の毛が落ちていただけだったという。
ファンタジー
公開:21/07/02 16:42
来年以降のいきかたが決まりましたヽ(=´▽`=)ノ
コメント読んだりお返事したりするのはとても好きなので、気楽にコメントいただけると嬉しいです。
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