女神

真面目で正直な木こりが、手を滑らせて鉄の斧を泉ヘ落として仕舞いました。
すると、泉から女神が現れて、落とした斧は金の斧か銀の斧かと聞きます。
木こりは正直に鉄だと答えると、女神は喜んで金と銀と鉄の斧をくれました。

その一部始終を見ていた欲張りな木こりが真似をして、ボロボロの斧を泉ヘ放り込みました。
すると、泉の水が赤く染まり、頭から血を流しながら、女神が現れて、怖い顔で欲張りな木こりに言いました。

「私、きれい？」