悪意無き悪意
0
1
クラスの○○くんは、お家が貧乏らしい。
可哀想だなぁ。
だから、僕はいつも親切にしてあげています。
「○○くん、キミ臭いよ。お風呂はちゃんと入った方がいいよ」
お風呂に入ってないのかな?と思って、教えてあげました。
「○○くん、コイツ食べられるんだって。食べてみなよ」
○○くんが痩せているので、タンパク質の多い虫を食べさせてあげました。
「筆箱や上履き、隠したから探してごらんよ」
いつも一人だから、一緒に遊んであげました。
数日後
『××小学校に通う小学四年生の○○くん(10歳)が学校の屋上から飛び降り自殺をした事件について、いじめとの関連があったかどうかを…』
○○くん、死んじゃった。
あんなに優しくしてあげたのになぁ。
可哀想だなぁ。
だから、僕はいつも親切にしてあげています。
「○○くん、キミ臭いよ。お風呂はちゃんと入った方がいいよ」
お風呂に入ってないのかな?と思って、教えてあげました。
「○○くん、コイツ食べられるんだって。食べてみなよ」
○○くんが痩せているので、タンパク質の多い虫を食べさせてあげました。
「筆箱や上履き、隠したから探してごらんよ」
いつも一人だから、一緒に遊んであげました。
数日後
『××小学校に通う小学四年生の○○くん(10歳)が学校の屋上から飛び降り自殺をした事件について、いじめとの関連があったかどうかを…』
○○くん、死んじゃった。
あんなに優しくしてあげたのになぁ。
その他
公開:21/06/20 10:31
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます