花束を持ったまさとし君

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まさとし…。なぜお前は、花束なんか持って俺の前に現れたんだ。今日は一緒にカラオケに行って遊ぶって話だっただろう?
…いや、これには何か意味があるんだ。その意味を俺は、察してやらなければならない。親友であるお前にどうして花束を?って直接聞くのは、もう出会って16年の付き合いになるんだから、お前の考えくらい大体分かってやらないでどうする。

「お待たせ。行こうか」

まさとし。なんで花束持ってそんな何事もないように平然と言うんだ。カラオケだろ。花束はいらないだろう。

「今日はジョイサウンドがいいな」

まさとし。俺はジョイサウンドでもDAMでもどっちでもいい。お前が花束を持っている理由が気になって仕方がない。そんなまさとしが最初に選んだ曲は、Superflyの愛をこめて花束をだった。

「愛をこめて花束を~♪大げさだけど受けとって~♪理由なんて聞かないでよね~♪」

そして俺は花束を貰った。
ミステリー・推理
公開:21/06/16 20:19
更新:21/06/16 20:23

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

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・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

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ブラウン・シュガー
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