ペットショップ
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古風な男がペットショップに来た。
女性店員は声をかけた。
「この仔抱っこしてみます?」
「…よいのか?」
「もちろんです。今まで何か動物を飼われたご経験は?」
「いや」
「では優しく声をかけてあげるところから始めて下さい♪」
「急に言われてもな」
「じゃあ私がやりますね。よちよち♪はーいママでちゅよ〜どうちまちたか?お腹ちゅいたの?さっき食べたでちょー?」
男は渋い顔で真似をしてみる。
「お、おお、良きかな良きかな。吾輩は、お主の父君でござる。いかにしてござるか?何?食うものもなくひもじい想いをしているとな?ははは、そのような戯言が通じると思うてか!吾輩はお主がつい先ほどまで飯を食っておったのを知っておるぞい!」
「じゃあ、次は抱っこですね!」
「どうじゃ、この高い景色は!気持ち良かろう。その気持ち忘れるでないぞ。お主はいずれ天下人となるのじゃからな。ははははは!」
男は仔猫を購入した。
女性店員は声をかけた。
「この仔抱っこしてみます?」
「…よいのか?」
「もちろんです。今まで何か動物を飼われたご経験は?」
「いや」
「では優しく声をかけてあげるところから始めて下さい♪」
「急に言われてもな」
「じゃあ私がやりますね。よちよち♪はーいママでちゅよ〜どうちまちたか?お腹ちゅいたの?さっき食べたでちょー?」
男は渋い顔で真似をしてみる。
「お、おお、良きかな良きかな。吾輩は、お主の父君でござる。いかにしてござるか?何?食うものもなくひもじい想いをしているとな?ははは、そのような戯言が通じると思うてか!吾輩はお主がつい先ほどまで飯を食っておったのを知っておるぞい!」
「じゃあ、次は抱っこですね!」
「どうじゃ、この高い景色は!気持ち良かろう。その気持ち忘れるでないぞ。お主はいずれ天下人となるのじゃからな。ははははは!」
男は仔猫を購入した。
その他
公開:21/06/12 10:35
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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