帰れないバス

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女子高校生は部活が終わり、家まで夜道を1人で歩いていた。
すると、どこからか強い光が差し込んでいるのに気が付いた。光の方に歩いていくと、そこにはバスが何台か止まっている。
「こんなところにバス停なんかないのに…」と不思議に思い、辺りを見渡していると、
「そこの方!希望する年のバスに乗ってください!!間もなく発車します!」とバスの運転手に叫ばれた。
「希望する年??」と不思議に思いつつ、興味本位で1番近くに止まってたバスに飛び乗った。
すぐにドアは閉まり、バスは動き始めた。
バスの中の乗客を見てみると、みんなかなり年配の方ばかりだ。
しばらく走行していると、女子高校生の体がみるみる薄くなってきた。そしてついに完全に姿が消えてしまった。


「こちらはノンストップバスです。直通30年前行きです。」
ファンタジー
公開:21/06/11 23:04

まり( 兵庫 )

拙い文章ですが、読んでいただけると嬉しいです✨

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