新米神様のトラウマ

4
1

一月前、神様の職場に新人が入ってきた

彼は今『人類の遺伝操作』を行う部署に所属している

「こいつは、優秀すぎるな。『遅刻ぐせ』でも足しておけ」

新人は、素早い手付きで仕事をこなす

「出来ました」

「いやあ、君も成長したね」

「そ、そうですかねえ。ありがとうございます」

「じゃあ、僕がトイレに行っている間、任せても大丈夫かな?」

新人は、不安を感じながらも、胸を張りはいと答えた

だが、上司が消えてから、新人はあたふたし始めた

まずい

このままだと、上司が戻るより先に、とんでもない天才児が誕生してしまう

天才児は、神の世界に干渉しかねない

早く、補正をかけなければ

だが、到底追いつきそうにない

あー、やばい

あと、少しなのに

その瞬間、耳に痛いほどのアラームが鳴り響いた

やってしまった……

また、上司に怒られる

新人は、朝食も摂らずに、家の玄関を飛びした
SF
公開:21/06/06 18:19

藤崎正(セカンドオニオン)

2021年2月に、物語を考えるのが好きで始めました。
もしよければ、コメント残して頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。

追記:2021.11.14 名前を『藤崎正』(フジサキショウ)に改名しました。一応分かりずらいと思うので、旧名(セカンドオニオン)は、付け足しで残しておこうと思います。


物語.com https://monogatary.com/user_page/story/f73e9d0f-3f97-11ec-81c5-0242ac120002

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容