ファンですよ
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突然、あるアイドルが突然注目を浴び出した。今まで一度も公の場に出たこともないアイドルだった。CDの売上も、ライブチケットも、こう言ってはなんだが、全く売れていなかった。
そんなアイドルが、あれよあれよという間に、今では世界を股に掛けるスーパーアイドル。
彼女は今日もまた、ファンとの握手会に精を出していた。
「いつも応援ありがとうございます!」
「こっちこそ、元気の出る曲をありがとう!これからも応援してます!!」
「…はい。はい。もうそろそろ良いかなと。だいぶファンも増えてきましたし」
『そうですか。ありがとうございます。お陰で彼女もすっかり自信を取り戻したようで』
「ここから先は彼女次第ですよ。では、報酬は指定の口座にお願いしますね」
些細なことがビッグビジネスとなりうるこの時代。
ファンとして、売れないアイドルを持ち上げ、彼らの魅力を伝えていくそれもまた、ビジネスとなっていた。
そんなアイドルが、あれよあれよという間に、今では世界を股に掛けるスーパーアイドル。
彼女は今日もまた、ファンとの握手会に精を出していた。
「いつも応援ありがとうございます!」
「こっちこそ、元気の出る曲をありがとう!これからも応援してます!!」
「…はい。はい。もうそろそろ良いかなと。だいぶファンも増えてきましたし」
『そうですか。ありがとうございます。お陰で彼女もすっかり自信を取り戻したようで』
「ここから先は彼女次第ですよ。では、報酬は指定の口座にお願いしますね」
些細なことがビッグビジネスとなりうるこの時代。
ファンとして、売れないアイドルを持ち上げ、彼らの魅力を伝えていくそれもまた、ビジネスとなっていた。
その他
公開:21/06/07 11:20
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