新故事・新慣用句（その４）

人間万事サイフォンが旨

【意味】
サイフォンで淹れた珈琲は旨いことから手間暇かけたものはやはりいいというたとえ。
「人間万事塞翁が馬」やその同義である「人間万事サイモンとガーファンクル」の意味合いである「幸不幸に関して一切一喜一憂しない」とは、全くのところ意味合いは異なる。それ故に、この「人間万事サイフォンが旨（うま）」の使い方には最新のかつ細心の注意を要する。もちろん、実際の珈琲サイフォン淹れ、にもだ。なぜなら、サイフォンで淹れた珈琲が旨くないと、この新故事は成立しないのだから。
　
【例文】
ど素人が、ショートショートを自由に投稿できるサイトは数少ないのだが、その中でもショートショートガーデンは、まさに、人間万事サイフォンが旨、見やすくて使いやすくて、ほんと良くできているよね。新参者には、なかなか高評価は付きにくいけどね。