お色直しした月収

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必死に働いた。
本来の業務。誰かから引き継いだ業務。無茶振りされた業務。
定時には終わらないので、残業もした。

それを毎日行った。
休日も出社して、終えることが出来なかった業務を片付ける。

ここまでハードな会社であるが、残業代などはちゃんと出ている以上ブラックな会社ではないと思っている。
だからこそ、給料も期待できる。
基本給に各種手当、残業代。
自分の努力はきっと報われると夢見ながら、必死に働く。


そして、待ちに待った給料日。

渡された明細には、努力の成果がちゃんと記されていた。
その感動を胸に、仕事を早めに切り上げて銀行へ行き全額を下ろす。
自分の元にやってきた給料は、年金に保険、税金といったといったものが引かれ、よくわからない積立金や加入した記憶のない団体の会費なんかも徴収されてスッキリとしていた。

また、残業を頑張ろうと思った。
ミステリー・推理
公開:21/03/13 00:45

長岡 京( 関西 )

文章の練習を行なっております。
未熟な文章ですがよろしくお願いします。

指摘があれば、どんなことでもいいので教えてください。

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