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誰しも嫌いな食べ物があるものだが、その理由はだいたい味、匂い、触感、または見た目のいずれかだろう。
しかし中にはちょっと変わった理由もあって、僕の甥っ子の一人は『過去の体験』のせいでタピオカを嫌悪している。
それは約二年前、僕とその甥が一緒に街中を歩いていた時のこと、彼は「おじちゃん、あれ欲しい」と言ってタピオカミルクティーを指さした。
まぁ高いものでも無かったので、僕は彼にそれを買い与えた。
しかし、彼はツマリ気味のストローをおもいっきり吸い込み、勢い余ってどういうわけかタピオカを鼻に詰まらせてしまった。
気づいた時、僕は頭が真っ白になって、慌てふためいたが、幸い彼の命に別状は無かった。
ただ、タピオカが鼻から自然に抜けるまで五時間くらい、彼はずーっとミルクティーの匂いと、タピオカのぬるぬるとした触感に苦しめられた。
それ以来、彼はタピオカを見るとかなり険しい顔を見せる。
しかし中にはちょっと変わった理由もあって、僕の甥っ子の一人は『過去の体験』のせいでタピオカを嫌悪している。
それは約二年前、僕とその甥が一緒に街中を歩いていた時のこと、彼は「おじちゃん、あれ欲しい」と言ってタピオカミルクティーを指さした。
まぁ高いものでも無かったので、僕は彼にそれを買い与えた。
しかし、彼はツマリ気味のストローをおもいっきり吸い込み、勢い余ってどういうわけかタピオカを鼻に詰まらせてしまった。
気づいた時、僕は頭が真っ白になって、慌てふためいたが、幸い彼の命に別状は無かった。
ただ、タピオカが鼻から自然に抜けるまで五時間くらい、彼はずーっとミルクティーの匂いと、タピオカのぬるぬるとした触感に苦しめられた。
それ以来、彼はタピオカを見るとかなり険しい顔を見せる。
その他
公開:21/03/11 22:21
タピオカ
嫌いな食べ物
過去の体験
写真撮影が趣味で、英国文学をはじめとした外国文学が好きな会社員
旅が好きでヨーロッパとアジアを中心に多く国を旅している
また、イギリスに住んでいたこともあり、英国文学に多くの影響を受けている
喋れる言語は日本語 (ネイティブ) > 英語 (アカデミック) >>...>> ドイツ語 (何とか旅が出来るレベル)
投稿内容はその他(主に紀行文)、青春、ホラー、ごく稀に恋愛(でも悲しい物語)
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