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長らくの間、
物置小屋として使われていた旧校舎を取り壊すことになった。
机の片付けをしていると、
彫刻刀で彫られた不器用な文字が目に入る。
「あなたはまだそこにいますか?」
言葉の意図は分からないけれど、その文字から哀しみを感じた。
ここにいるよと、知らない誰かに返事をした。
物置小屋として使われていた旧校舎を取り壊すことになった。
机の片付けをしていると、
彫刻刀で彫られた不器用な文字が目に入る。
「あなたはまだそこにいますか?」
言葉の意図は分からないけれど、その文字から哀しみを感じた。
ここにいるよと、知らない誰かに返事をした。
青春
公開:21/04/01 14:00
ツイノベ
140字小説
超短編
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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