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ご近所に住むおばあちゃんの家へ遊びに行くと、
庭先にさねかづらが咲いていた。
「この蔓は隣の家まで伸びていてね。私の若いころは蔓を揺らして、隣の男の子と会話のないやり取りをしていたのよ」と、
微笑みながら語る。
私は蔓を揺らしながら、今は誰も住んでいない隣の家を見つめた。
庭先にさねかづらが咲いていた。
「この蔓は隣の家まで伸びていてね。私の若いころは蔓を揺らして、隣の男の子と会話のないやり取りをしていたのよ」と、
微笑みながら語る。
私は蔓を揺らしながら、今は誰も住んでいない隣の家を見つめた。
その他
公開:21/03/31 17:00
ツイノベ
140字小説
超短編
百人一首
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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