短気は損気
2
1
私はせっかちだ。
その時も、呼び出したクセに顔を赤くして俯いている彼に
「早くしてよ!」
と言ってしまった。
そして彼は何も言わずに去って行った。
あれから10年。
また彼は黙って俯いている。
でも、今度は焦らずに待つんだ。
だって、彼の手には私への指輪が握られているから。
その時も、呼び出したクセに顔を赤くして俯いている彼に
「早くしてよ!」
と言ってしまった。
そして彼は何も言わずに去って行った。
あれから10年。
また彼は黙って俯いている。
でも、今度は焦らずに待つんだ。
だって、彼の手には私への指輪が握られているから。
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公開:21/03/11 06:58
Twitterの140文字で書いたものとSSを持って来ています。(修正する場合もあります)
文字数が少ないので分かりにくかったらすみません。
SF・スペースオペラの長編をなろうで連載中です。
https://ncode.syosetu.com/n2997fc/
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