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「絵描きになりたい」と言っていた君の夢を思い出す。
水彩絵の具で汚れた君の顔や、
ペンだこでごつごつになった君の手が印象的だった。
「私、綺麗じゃないよ」と小さく笑って、
描き終えた絵をゴミ箱に丸める君が嫌いだった。
「私の絵は、人に見せられないよ」と、隠す君が嫌いだった。
水彩絵の具で汚れた君の顔や、
ペンだこでごつごつになった君の手が印象的だった。
「私、綺麗じゃないよ」と小さく笑って、
描き終えた絵をゴミ箱に丸める君が嫌いだった。
「私の絵は、人に見せられないよ」と、隠す君が嫌いだった。
その他
公開:21/03/30 15:00
ツイノベ
140字小説
超短編
百人一首
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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