#165 花の祈り(百景15番)

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ずっと目覚めないあなたの為に、今日も花を摘んでは冠に施します。
そうやって何年、もう何年が経ったでしょうか。
何度目の季節が過ぎたでしょうか。
やがて、花を摘む私の手に雪が降ってきました。
「もういいんだよ」と、あなたの声が聞こえた気がします。
病床に伏せた、あなたの声が。
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公開:21/03/29 17:00
ツイノベ 140字小説 超短編 百人一首

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
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