アイドル弁護士

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「僕はやってない。人殺しなんてしていないんだ!!信じてくれ!!」

私の元に舞い込んできた依頼。彼は殺人容疑をかけられている。

「先生は、若くして伝説の弁護士だと聞いています。多くの無罪を勝ち取ってきた凄腕弁護士なんだと。どうかお願いします。助けて下さい」
「はい。一緒に無罪を勝ち取りましょう」

私はそんな彼の弁護をする事になった。事件の証拠を集め、彼が無実である根拠を探していく。勝負できる材料は集めた。切り札は出来れば使いたくないが…。
こうして裁判が始まった。

「えー、被害者と被告人は、金銭関係で揉めていた。犯行の動機としては十分であり―」

裁判は進み、こちら側の根拠はことごとく検察側に潰されていった。
まずい…。このままでは…。私は最後の切り札を使った。

「だってぇ~、彼やってないって言ってるんですぅ~。裁判長ぉ~」

「か、可愛い…。よし、無罪!!」

よし、勝った。
その他
公開:21/03/11 13:04

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

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ブラウン・シュガー
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