#156 夜だけの国(百景 6番)

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彼が眠りについてから何十年と経ちました。
時間まで眠ってしまったのか、
青年の姿から歳を取ることはありませんでした。
今日も私は一人で眠りにまどろみます。
夢の中の彼は私と同じ老人の姿をしていて、
「だいぶ遅れた青春だ」とデートをしていました。
夢だとは承知です。夢だとは、
青春
公開:21/03/28 13:00
ツイノベ 140字小説 超短編 百人一首

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

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