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ひと夏の恋。なんて呼べば聞こえは良いだろう。
実際は欲に身を任せただけである。
まだ二ヶ月そこらの赤ん坊を抱えて山へと踏み入った。
あれから数年。たまに山中を散歩すると、
どこからか鹿の鳴き声が聞こえた。
その度に、赤ん坊の泣き声と重なって私は、
身勝手にも心苦しくなるのだ。
実際は欲に身を任せただけである。
まだ二ヶ月そこらの赤ん坊を抱えて山へと踏み入った。
あれから数年。たまに山中を散歩すると、
どこからか鹿の鳴き声が聞こえた。
その度に、赤ん坊の泣き声と重なって私は、
身勝手にも心苦しくなるのだ。
その他
公開:21/03/27 17:00
ツイノベ
140字小説
超短編
百人一首
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
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【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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