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                                哀しいことや辛いことがあると、私は決まって海岸へ向かう。
どうしてだろう。おだやかな心で眺める海より、
ボロボロでズクズクになった心で眺める海の方が、
やけに澄んで見えた。
遠くの山に目を向けると雪がしんしんと降り続く。
その雪溶け水が海に流れて、私の足下を優しく濡らした。
    どうしてだろう。おだやかな心で眺める海より、
ボロボロでズクズクになった心で眺める海の方が、
やけに澄んで見えた。
遠くの山に目を向けると雪がしんしんと降り続く。
その雪溶け水が海に流れて、私の足下を優しく濡らした。
        青春
      
      公開:21/03/27 16:00      
    
                  ツイノベ 
                  140字小説 
                  超短編 
                  百人一首 
              
    文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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                           秋助
                秋助