こっ…怖いんだよ…
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俺は今、非常に危険な状態にいる。両腕を伸ばして乗せることができる、特別な肘掛けの付いた椅子に座らされ、太いゴムで縛られているのだ。これから俺が受ける拷問は、体にも心にもダメージが大きい。しかしこれは仕方ない事なのだ。
「ちょっと待って! 心の準備をさせてくれ」
すー、はー、すー、はー。
深呼吸を何度か繰り返すが、心臓は正直だ。ドキドキが止まらない。これが可愛い女の子を目の前にしているなら、どんなに幸せだろう。
細く鋭い針先が指先まで迫ってきた時、その恐怖に我慢できずに、思わず叫んでしまった。
「う、うわあーっ! ちょ、ちょっと待ってっ!」
大きなため息がした。 ちょっとバカにしたような、あきれ顔をされてるのも容易に想像できる。
「ちょ、ちょっと時間をくれないか、少しでいい」
すると、貫禄のあるベテラン看護師が言った。
「あのねぇ…採血の患者さんはあなただけじゃないんですからね!」
「ちょっと待って! 心の準備をさせてくれ」
すー、はー、すー、はー。
深呼吸を何度か繰り返すが、心臓は正直だ。ドキドキが止まらない。これが可愛い女の子を目の前にしているなら、どんなに幸せだろう。
細く鋭い針先が指先まで迫ってきた時、その恐怖に我慢できずに、思わず叫んでしまった。
「う、うわあーっ! ちょ、ちょっと待ってっ!」
大きなため息がした。 ちょっとバカにしたような、あきれ顔をされてるのも容易に想像できる。
「ちょ、ちょっと時間をくれないか、少しでいい」
すると、貫禄のあるベテラン看護師が言った。
「あのねぇ…採血の患者さんはあなただけじゃないんですからね!」
その他
公開:21/03/10 02:33
書くのが好きなのでとりあえず思い付くまま書いてます。週に一、二本を目標に書いていきたいですが、休むときもあります。 得意ジャンルはありません。
アイコンを変えました。特に意味はありません(^_^ゞ
2021.4.5
ペンネームを『小山田みゆき』から変えました。
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