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閑静な商店街の路地裏に、
古ぼけた文字で「じどうはんばいき」と書かれた機械がありました。
ディスプレイには商品が置かれていなく、
代わりに「うで」や「あし」とだけ書かれています。
一番値段の高い商品は「からだ」です。
今日も夜の帳に、ガタンという鈍い音だけが響き渡りました。
古ぼけた文字で「じどうはんばいき」と書かれた機械がありました。
ディスプレイには商品が置かれていなく、
代わりに「うで」や「あし」とだけ書かれています。
一番値段の高い商品は「からだ」です。
今日も夜の帳に、ガタンという鈍い音だけが響き渡りました。
ホラー
公開:21/03/24 16:00
ツイノベ
140字小説
超短編
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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