#133 未来都市③

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流れない噴水を眺めていると、彼女とデートしたことを思い出す。
「どうして今まで忘れていたのよ」と、
彼女の亡霊に責められているようで目を背けてしまう。
落ち葉が噴水の底で静かにたたずんでいる。
僕も落ち葉も思い出も、
流れることのできないまま、風に揺れてはさまよっていた。
恋愛
公開:21/03/23 15:00
ツイノベ 140字小説 超短編

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

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