魔導書図書館

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「この魔導書は、世界に一冊しか存在しない貴重な魔導書だ。この魔導書に触れて呪文を唱えると、魔力が増幅されて自身の本来の魔力以上のパワーを引き出すことができる。故に悪者の手に渡ってしまう事がないように、厳重に管理されている。ところで君は悪者か?」
「そうです」
「はははっ。面白い冗談だ。まあこの魔導書図書館の管理者である私の後継者として、もう十年も私の元で学んでいる君だ。君は悪者じゃない。私が保証するよ。さあ次の棚を見に行こうか」
「はい」

今日で全ての棚の説明を学び終わる。これで俺も魔導書図書館の全貌を把握した。後は……

「今までご苦労だったな、先生。…死ね」
「ぐはっ……。ど、どうして……」
「クククッ。これで魔導書は全て俺の物だ」
「リターン!!」
「なっ!?生き返った…?」
「これが最後の魔導書。復活の魔導書だ。管理者は肌身離さず持っているのだよ」
「チッ…食えん男だ…」
ファンタジー
公開:21/03/09 11:33
更新:21/03/09 13:54

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

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ブラウン・シュガー
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