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夜中に目が覚めた。Bは目を擦りながら、スマートフォンの画面を見た。午前二時と表示されている。変な時間に起きてしまったな、と伸びをした。早起きする予定はない。Bはもう一眠りしようとした。
すると、耳元で声がした。
「テレビをつけなさい」
Bは飛びあがった。一人暮らしのため、誰かいるはずもない。
「テレビをつけなさい」
また同じ声だ。Bは恐る恐る、ゆっくりとテレビをつけた。
青い背景の中に、髭を生やした中年の男が立っていた。白衣を着こなし本を片手にこちらを見るその姿は、まるで先生だ。
「これから君に人生のアドバイスをしよう」
先生ははっきりと言った。Bは画面を凝視し、耳を澄ませた。
「この時間に食べるラーメンは、いつにも増して美味だ」
それだけ言うと、先生は画面外に消えた。
Bは呆然としていたが、やがて立ち上がると部屋の明かりをつけ、カップ麺に手を伸ばした。まだ、夜は更けていく気がした。
すると、耳元で声がした。
「テレビをつけなさい」
Bは飛びあがった。一人暮らしのため、誰かいるはずもない。
「テレビをつけなさい」
また同じ声だ。Bは恐る恐る、ゆっくりとテレビをつけた。
青い背景の中に、髭を生やした中年の男が立っていた。白衣を着こなし本を片手にこちらを見るその姿は、まるで先生だ。
「これから君に人生のアドバイスをしよう」
先生ははっきりと言った。Bは画面を凝視し、耳を澄ませた。
「この時間に食べるラーメンは、いつにも増して美味だ」
それだけ言うと、先生は画面外に消えた。
Bは呆然としていたが、やがて立ち上がると部屋の明かりをつけ、カップ麺に手を伸ばした。まだ、夜は更けていく気がした。
その他
公開:21/03/08 22:49
ばおといいます!よろしくお願いします。
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