低評価のカウンセラー

あるカウンセラーはネットでのレビューが低く、
「お勧めしません」「あれは詐欺だ」と散々だった。
私は悩んでなどいなかったが、他との違いを確認したくなりカウンセリングを受けてみることにした。

「どういったお悩みでしょうか」
私は仕事についての相談をした。
カウンセラーは的確なアドバイスをしてくれた。
私が見たネットの評判とは真逆の対応だった。
私は自分の間違いに気づき恥ずかしくなった。
それを見透かしたようにカウンセラーは語りかけた。
「誰しも勘違いはあります。それにまず気づけた事が改善への大きな前進です」
少なくとも自分には自信があった。それが更に恥ずかしかった。
「ちなみにどういったお仕事を？」
敗北感から適当に答えてカウンセリング室を後にした。

私は自分への低評価を受け入れ
自身のカウンセリングを見直そうと思った。