#125 万華鏡

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彼女と専門店で万華鏡を作った。
「見て。この一瞬がとても綺麗なの」と、
彼女は万華鏡を回さずに一つの光景ばかり見ていた。
目の前では夕日が夜に沈んでいき、橙から群青へ景色が変わっていく。
すぐそばに綺麗な光があるのに。
彼女は見せかけの美しさを、ただ、ただ、覗き込んでいた。
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公開:21/03/21 17:00
ツイノベ 140字小説 超短編

秋助( 言葉のどこか )

文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。

主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。

【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825

【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086

【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki

【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280

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