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会社を休んだ。
最寄駅にあるフードコートの席に座り、文庫本を読む。
何度目のことだろうか。窓の外を覗くと、
通勤や通学で行き交う人の光景が波のように見える。
引いて、寄せて、色褪せて。
電話が鳴るのを無視して、窓の外を眺める。
暗い顔の女性が歩いていた。
いってらっしゃい、私。
最寄駅にあるフードコートの席に座り、文庫本を読む。
何度目のことだろうか。窓の外を覗くと、
通勤や通学で行き交う人の光景が波のように見える。
引いて、寄せて、色褪せて。
電話が鳴るのを無視して、窓の外を眺める。
暗い顔の女性が歩いていた。
いってらっしゃい、私。
その他
公開:21/03/18 15:00
ツイノベ
140字小説
超短編
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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