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飴細工で作られた金魚が、
時間を経てどんどろりんと溶けていきます。
ポタリ、ポタリと流れる赤や橙の色が混ざり合います。
私は飴を掬って、口の中に含みます。
まるで金魚が肺で泳いでいるかのように、
心臓はズクズクと高鳴ります。涙が溢れてきます。
飴は少しだけ、苦い味がしました。
時間を経てどんどろりんと溶けていきます。
ポタリ、ポタリと流れる赤や橙の色が混ざり合います。
私は飴を掬って、口の中に含みます。
まるで金魚が肺で泳いでいるかのように、
心臓はズクズクと高鳴ります。涙が溢れてきます。
飴は少しだけ、苦い味がしました。
その他
公開:21/03/18 13:00
ツイノベ
140字小説
超短編
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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