小悪魔2

2
1

僕は封印の箱を手違いで開けてしまい、小悪魔に憑りつかれてしまった。

「イーッヒヒヒヒヒ。封印を解いてくれて感謝するぜ。だがお前に憑りついて悪さしてやるぜ」

そう言うと小悪魔は、今日も僕に憑りついて悪さをするのだった。

「あっ……くそっ…。また失敗した」
「イーッヒヒヒヒヒ。何度やっても割り箸が綺麗に割れない呪いをかけてやったぜ」

「冷たっ!!」
「イーッヒヒヒヒヒ。冬場のトイレの便座が冷たくなる呪いをかけてやったぜ」

「あれ?時計の時間が微妙におかしいような……」
「イーヒヒヒヒヒ。お前の腕時計の時間を一分四十秒遅らせる呪いをかけてやったぜ」

「くそっ…。間に合わなかったか」
「イーッヒヒヒヒヒ。横断歩道を渡ろうとしたら赤信号になる呪いをかけてやったぜ」

くそう……。小悪魔め……。
ファンタジー
公開:21/03/06 12:46

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

〇サウンドノベルゲーム版作品(無料プレイ可)

ブラウン・シュガー
https://novelchan.novelsphere.jp/38739/

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容