暴走する創作意欲

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私はここ最近眠ってばかりで、無為な日々を過ごしていた。
それがどうだろう、今朝になって突如として津波のように怒濤の創作意欲が押し寄せてきた。
私はすぐにPCを起動させる。
<Windowsの準備をしています。コンピュータの電源を切らないでください>
早く起動してくれ!
キーボードを連打するも、モニタは青画面のまま変わらない。
私はコンビニへ駆け込みノートを買い求めた。
「お客様、Suicaの残金が…」
うあああ!!
私は発狂しそうになった。
駅までチャージしに行ってる場合じゃない!
今にも傑作が生まれそうなんだ!
私は自宅に駆け戻ると、黒のマジックペンで自分の皮膚に小説のプロットを書き始めた。
やがて、意識を失ったーー

翌日目を覚まし、私は鏡の前に立った。
眉の上に「愛してる」
頬骨に「殺してやる」
鎖骨には「さようなら」
何度見直しても、何が面白いのか理解できなかった…。
公開:21/03/07 09:09

水素カフェ( 東京 )

 

最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。

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