日常
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ある日、おばさんはスーパーの特売日にバナナを一房買った。
ちょっと買いすぎたかしら。
おばさんは公園で遊んでいた男の子におやつにどうぞ、とバナナを一本渡した。
男の子は別にお腹が空いていなかったので、それをリュックに入れた。
そのうちパパが迎えに来て、男の子は博物館へ連れて行ってもらった。
ようやくお腹が空いてきたので、男の子は建物の中でバナナを食べた。
あれ、でもここは飲食禁止じゃなかったっけ?
パパにバレたら叱られそう。
男の子はこっそりバナナの皮を床に捨てた。
やがて一人の男がやって来て、バナナの皮に滑って転び、展示品の壷を割ってしまった。
何億円もする高価な壷だ。
思い悩んだが、幸い周囲には誰もいない。
男は証拠隠滅のために博物館に火をつけた。
家に帰ってきたおばさんは、洗濯物を取り込もうとベランダに出た。
少し向こうの博物館から煙が上がっている。
「あら、何があったのかしら?」
ちょっと買いすぎたかしら。
おばさんは公園で遊んでいた男の子におやつにどうぞ、とバナナを一本渡した。
男の子は別にお腹が空いていなかったので、それをリュックに入れた。
そのうちパパが迎えに来て、男の子は博物館へ連れて行ってもらった。
ようやくお腹が空いてきたので、男の子は建物の中でバナナを食べた。
あれ、でもここは飲食禁止じゃなかったっけ?
パパにバレたら叱られそう。
男の子はこっそりバナナの皮を床に捨てた。
やがて一人の男がやって来て、バナナの皮に滑って転び、展示品の壷を割ってしまった。
何億円もする高価な壷だ。
思い悩んだが、幸い周囲には誰もいない。
男は証拠隠滅のために博物館に火をつけた。
家に帰ってきたおばさんは、洗濯物を取り込もうとベランダに出た。
少し向こうの博物館から煙が上がっている。
「あら、何があったのかしら?」
その他
公開:21/03/04 13:12
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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