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「この街は水槽に沈んだんだよ」と、隣の家のお兄さんが言う。
窓を開けると部屋に大量の水が流れ込む。
ふわりと浮かんだ体で水没した街を泳ぐ。
花も、鳥も、風も、月も。その全てが水の底だった。
遠くに目を向ければ透明なアクリル板が見える。
空を仰ぐと、太陽の光が揺らいでいた
窓を開けると部屋に大量の水が流れ込む。
ふわりと浮かんだ体で水没した街を泳ぐ。
花も、鳥も、風も、月も。その全てが水の底だった。
遠くに目を向ければ透明なアクリル板が見える。
空を仰ぐと、太陽の光が揺らいでいた
ファンタジー
公開:21/03/13 15:00
ツイノベ
140字小説
超短編
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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