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流れ星を必ず見ることのできるサービスが話題となっていた。指定の口座に金を振り込むと、流れ星が見える時間、場所、方角が書かれた紙が送られてくる。そして必ず、その紙の通りに星が流れるのだ。サービスの利用者は増え続けた。今宵も例に漏れず、多くの人が紙に従って流れ星を見ては、願い事をしていた。
とある人気のない山奥。木々のない開けた場所に、光輝く巨大な箱が着陸していた。多くの人が「流れ星」だと信じ込んでいるものだ。
その近くに立つ怪しい影が、満足そうに笑った。
「今回もうまくいったな。地球に移住してすぐの頃は、こちらで使用できる金を持っておらず露頭に迷っていた。しかし、地球人が流れ星を珍しがり、見れば願いがかなうと信じ込んでくれていたのが幸いだった。適当なものを故郷から時間と場所を指定してこちらに送ってもらい、受け取りの過程を地球人に見せる。これだけで金が簡単に手に入るんだから、楽な商売だよ」
とある人気のない山奥。木々のない開けた場所に、光輝く巨大な箱が着陸していた。多くの人が「流れ星」だと信じ込んでいるものだ。
その近くに立つ怪しい影が、満足そうに笑った。
「今回もうまくいったな。地球に移住してすぐの頃は、こちらで使用できる金を持っておらず露頭に迷っていた。しかし、地球人が流れ星を珍しがり、見れば願いがかなうと信じ込んでくれていたのが幸いだった。適当なものを故郷から時間と場所を指定してこちらに送ってもらい、受け取りの過程を地球人に見せる。これだけで金が簡単に手に入るんだから、楽な商売だよ」
SF
公開:21/03/03 19:50
ばおといいます!よろしくお願いします。
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