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壁に太陽の光が反射していた。
右手をゆっくりと壁に当てる。
空中にさまよった左手をあなたの右手に繋ぐ。
「この街でも散歩してみようか」
「うん」
あなたに惹かれて、あなたの右手に引かれて、私は立ち上がる。
錆びて重くなった扉をあなたの右手が開けて、
私の左手が扉の鍵を閉めた。
右手をゆっくりと壁に当てる。
空中にさまよった左手をあなたの右手に繋ぐ。
「この街でも散歩してみようか」
「うん」
あなたに惹かれて、あなたの右手に引かれて、私は立ち上がる。
錆びて重くなった扉をあなたの右手が開けて、
私の左手が扉の鍵を閉めた。
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公開:21/03/09 16:00
ツイノベ
140字小説
超短編
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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