小悪魔

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僕は封印の箱を手違いで開けてしまい、小悪魔に憑りつかれてしまった。

「イーッヒヒヒヒヒ。封印を解いてくれて感謝するぜ。だがお前に憑りついて悪さしてやるぜ」

そう言うと小悪魔は、僕に憑りついて悪さをするのだった。

「あれ!?ない!!ない!!ここに置いてあったはずなのにない!!」

僕は辺りを見回した。

「イーッヒヒヒヒヒ。お前の靴下、片方だけ隠してやったぜ」
「なんてことしやがるんだ!!この小悪魔め!!」

それだけではない。

「うわっ!!全然落ちない。何だよ、この汚れは…!!」
「イーッヒヒヒヒヒ。何度歯を磨いても黒い物が取れなくなる呪いをかけてやったぜ」
「くそ小悪魔め。またやりやがったな」

それだけではない。

「あれ?皆で撮った集合写真、俺だけ目つぶってる。しかも不細工に映ってる」
「イーッヒヒヒヒヒ。お前の写真映りを悪くする呪いをかけてやったぜ」

くそっ、小悪魔め…。
ファンタジー
公開:21/03/03 22:55
更新:21/03/03 23:00

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

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ブラウン・シュガー
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