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「なんで僕と結婚できないんだ!」
彼は涙を流しながら床につっぷしていた。
「あなたのことは大好きよ」
「じゃあなんでダメなんだ!」
「ほら年齢の差があるし」
「好きなら年なんて関係ないよ!」
私は彼を正面から見すえ、答える。
「……聞いて。実はね、私はもう結婚してるのよ」
「えっウソだ!」
彼は明らかに狼狽しているようだった。
「ウソじゃないわよ。それに相手はあなたも良く知っている人なの。もう5年前になるわ」
「そ、そんな前から……」
「そうなの。だからあなたのことは大好きだけど、『遅すぎた出会い』ってところね」
「……誰だ、誰なんだよ!その相手って!」
「えー……どうしよっかなー?」
「い……いじわるすると、言いつけるから!お父さんに言いつけるからね!」
「うん、いいと思うよ。どんどん言いつけな。それからお父さんに聞いてみな。『お母さんは誰と結婚してるの?』ってね」
彼は涙を流しながら床につっぷしていた。
「あなたのことは大好きよ」
「じゃあなんでダメなんだ!」
「ほら年齢の差があるし」
「好きなら年なんて関係ないよ!」
私は彼を正面から見すえ、答える。
「……聞いて。実はね、私はもう結婚してるのよ」
「えっウソだ!」
彼は明らかに狼狽しているようだった。
「ウソじゃないわよ。それに相手はあなたも良く知っている人なの。もう5年前になるわ」
「そ、そんな前から……」
「そうなの。だからあなたのことは大好きだけど、『遅すぎた出会い』ってところね」
「……誰だ、誰なんだよ!その相手って!」
「えー……どうしよっかなー?」
「い……いじわるすると、言いつけるから!お父さんに言いつけるからね!」
「うん、いいと思うよ。どんどん言いつけな。それからお父さんに聞いてみな。『お母さんは誰と結婚してるの?』ってね」
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公開:21/03/03 21:49
たけのこです。
諸事情によりきのこたけのこ論争には加担できません。
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