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風の強い日に傘を差すのが苦手だ。
必死に傘にしがみついていると、
私の軽い魂までもが吹き飛びそうで不安になる。
だから私は雨が降っていても傘を差さない。
いや、差せないのだ。
軽い魂でも、流されるくらいなら濡れた方が楽だ。
惨めだと笑われてもいい。私の軽い魂が守られるのなら。
必死に傘にしがみついていると、
私の軽い魂までもが吹き飛びそうで不安になる。
だから私は雨が降っていても傘を差さない。
いや、差せないのだ。
軽い魂でも、流されるくらいなら濡れた方が楽だ。
惨めだと笑われてもいい。私の軽い魂が守られるのなら。
その他
公開:21/03/06 16:00
ツイノベ
140字小説
超短編
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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