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『拝啓、××様。お久しぶりです。元気ですか?
あれから十年が経ちますね。
僕は結婚をして、子どもが産まれました。
君はまだあの街にいますか?
ごめんなさい。どうか、僕以外の人と幸せになってください』
なんて、君へ手紙を出せないまま、
八十円では届かない季節になっていた。
あれから十年が経ちますね。
僕は結婚をして、子どもが産まれました。
君はまだあの街にいますか?
ごめんなさい。どうか、僕以外の人と幸せになってください』
なんて、君へ手紙を出せないまま、
八十円では届かない季節になっていた。
恋愛
公開:21/03/05 13:00
更新:21/03/02 17:28
更新:21/03/02 17:28
ツイノベ
140字小説
超短編
文芸サークル『感傷リップループ』主宰。
小説、脚本、短歌、ツイノベなどを執筆しています。
主に文学フリマ、テキレボが生息地。
毎日13時にツイノベ(140字小説)を5作載せる予定です。
【note】(雑記、創作関係)
http://note.mu/akisuke0825
【エブリスタ】(小説)
https://estar.jp/users/246758086
【カクヨム】(小説)
https://kakuyomu.jp/users/akinoaki
【はりこのトラの穴】(脚本)
http://www.haritora.net/script.cgi?writer=4280
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